ツーリング備忘録(東北編)

東北バイクツーリング備忘録 2021年春➂(山形酒田~秋田市中心部~田沢湖へ)

山形県酒田市のキャンプ場では雨降り続き。テントに引きこもってガスコンロでつくる珈琲やカップラーメンの飲み食いに飽きてきた頃、停滞気味の雨雲を避けたいことや、何か美味しいものを食べたいことから秋田市中心部を目指して出発します。

庄内空港緩衝緑地 ➝ 国道112号➝ 国道7号➝(国道345号)➝ 国道7号➝ 秋田市中心部

山形県と秋田県の間には東北で2番目に高い名峰「鳥海山」があり、鳥海山には日本海の眺望が望める「鳥海ブルーライン」という観光山岳道路があります。秋田の訪問時に一部開通しておらず(開通期間は4月下旬~11月上旬、今年 2021年の全面開通はGW明け)、もう少し暖かくなってからの時期がツーリングには良かったかなとも思うことがありました。

ツーリングマップル東北版は準備していたものの、スマホのナビアプリに頼って目的地への移動ルートを選ぶことが多く、絶景ロードとも言われる数多くの景観の良いルートを見逃したことが今回の反省点の1つです。再び訪れたいと思う理由が増えたことにしておきたいです。

秋田県のソウルフード?「きりたんぽ鍋」


人気のある飲食店は駅近な場合が多く、駐車場がない場合もあって、一度バイクをどこかに置いて出かける必要が出てきて、今回の東北ツーリングで何度も活用しています。秋田駅に関しては、駅の整備されたバイク駐輪場が低料金、管理人の方も親切でかなり好印象でした。バイク駐車料金はバイク1回200円(24時間まで)でした。

秋田県のソウルフードは「きりたんぽ鍋」かと思えば、秋田出身の知人は違った意見の人もありました。もっとお薦めの秋田の郷土料理を増やしたいと願いつつ...素人目線で押さえたい郷土料理を3つあげました。

稲庭うどん 秋田県南部の手延べ製法による干しうどん、「香川県の讃岐」とならび日本三大うどんに数えられる。佐藤養助商店の稲庭うどんが有名。
きりたんぽ鍋 つぶしたうるち米のご飯を棒に巻き付けて焼いた「たんぽ餅」を食べやすく切ったため「きりたんぽ」と呼ばれた。秋田県大館市付近発祥の郷土料理。
いぶりがっこ 秋田県の内陸部南方に伝わる大根を燻煙乾燥させてつくる漬物。元来は秋田県湯沢市内の漬物屋の「いぶり漬け」の商標。

稲庭うどんは秋田駅近くに専門店があって立ち寄りやすかったのに対して、きりたんぽ鍋は郷土風居酒屋の1つのメニューとして提供される場合が多く、夕方まで店舗がオープンするのを待たねばなりませんでした。私の場合は、田沢湖のキャンプ場を予約済みで、到着が夜遅くなってしまった原因になります。

欲張りすぎないキャンプツーリング

冷静に考えると当たり前なのですが、評判の良いキャンプ場あるいは静かに落ち着けるキャンプ場は郊外にある場合が多いですよね。それに対して、いくつかの飲食店で美味しい郷土料理を食べたいと思うと、市街地の方が店舗も情報も多く効率よく訪問できる確率が高いです。

ソロでのキャンプツーリングは事前に考えるべきことが沢山あるようと思います。見知らぬエリアでキャンプツーリング、特に次々に複数エリアを訪問ともなると相当ハードルはあがってきます。楽しさの裏返しなのは承知の上ですが、大雑把に事前に考えておくべきことに次のような項目があるのではないでしょうか。

  • 宿泊先(キャンプ場/ビジネスホテル/健康ランド/マンガ喫茶)
  • 宿泊先の周辺案内(コンビニエンスストア/ドラッグストア/温泉施設等)
  • 走行ルート(景観の良いコース/観光地に寄りやすいコース/食事処の多いコース)
  • 食事(外食の場合は飲食店/キャンプ飯の場合はレシピ等)
  • 訪問したい観光場所

久しぶりであり感覚が鈍っていたのは否めませんが、キャンプツーリングが慣れないうちは走行ルートあるいは滞在エリアを絞り、同じ宿泊先に長めに滞在、食事は外食を多めに、観光は最小限など、優先順位を決めて選択すべきことを減らして、時間に余裕を持つのが望ましいと考えています。はじめから秋田市中心部ではビジネスホテルで宿泊…のように融通が利いた判断ができれば余裕は持てたかもしれません...。

秋田市市街 ➝ 国道13号 ➝ 国道46号 ➝ 国道341号➝ 田沢湖・縄文の森たざわこ