ツーリング備忘録(東北編)

東北キャンプツーリング備忘録 2021年春➀(バイク旅の往路;東京大泉~山形酒田)

2021年のGW(ゴールデンウィーク)に東北地方へキャンプツーリングした備忘録をまとめました。バイクは SUZUKI GIXXER150(Ver.2020)。 普段街乗りに利用している低排気量の愛車ながら、一度ロングツーリングに行く感じをつかみたく。ツーリング時の燃費目安は 40~50km/l。

初日に高速(東京外環~東北道)で福島を経由して山形県酒田市に入り、その後に日本海沿いに秋田・青森・岩手を巡り、宮城仙台から高速で戻って12日間程。新型コロナウイルスの感染拡大中、様々な意見があるとは思いますが、PCR検査陰性を確認した上で3回目の緊急事態宣言が発表前、東京に息苦しさのような雰囲気を感じつつ出発しています。

今回の東北ツーリングのポリシーについて

東北地方は電車や高速バスでは幾度か訪れており、そのとき公共交通機関での移動の不自由さが、今回の東北ツーリングのキッカケになっています。特に2~3年前、青森県の日本海沿岸に沿って走る五能線で周ったことがあり、そのときに立ち寄れなかった観光地に訪れたく、青森県周辺の滞在を長めにとる計画でした。
今回の東北ツーリングのポリシーは大雑把に以下の通り。

  • 安全運転を心掛けて、バイクや自分自身に負担がかかるような無理はしない。
  • できるだけキャンプ泊。キャンプおよびツーリングの経験値アップおよびスキルアップ。
  • 最低限の観光や食事を楽しみつつ予算をかけ過ぎない。特に高速利用は最低限。

加えて、ロングツーリングは久しぶりで、その感覚を取り戻すこと、そして途中でキャンプ泊との組み合わせは、初めての経験でそれに慣れたい気持ちが強かったですね。

東京から庄内までの高速を利用した走行ルート

高速道路の深夜割引を適用させたく、慣れないキャンプ道具をかき集めて夜11時頃に東京の自宅を出発。当初は、高速(東京外環~東北道~東北中央道)に入り、山形付近まで高速走行で行こうかと漠然と考えていました。

大泉IC(東京外環自動車へ)➝川口JCT(東北自動車道へ)➝福島JCT(東北中央自動車道へ)➝ 米沢中央IC(給油のため下道へ)➝ 国道13号➝ 山形駅➝ 国道112号➝ 国道7号➝ 庄内空港緩衝緑地

福島JCTから分岐する東北中央自動車道(東北中央道)は、有料区間と無料区間の混在した区間。ただ福島を過ぎてガス欠を心配して、給油のため東北中央道の途中から高速を下りたため、今回の東北ツーリングでは意図せず無料区間のみの走行となりました。

東京外環自動車道… 290円(ETC料金/軽自動車区分、深夜割引)
東北自動車道… 3510円(ETC料金/軽自動車区分、深夜割引)
東北中央自動車道… 0円(無料区間のみ)

スマホのナビアプリに頼るまま、休憩を多めにとりながら約500km 弱。バイクにキャンプ用具が山積みで不安はあったものの、大きなトラブルも無くキャンプ場に到着。走行ルートに関しては、あまり自信が無くご参考程度に。

もっと準備したい、準備すべきと思ったこと

ツーリングを重ねることで、自分やバイクに負担の少ない距離感、それに合った休憩や宿泊の仕方も掴めてくると感じますが、今回の東北ーツーリング、特に高速道路での移動にて意識したいことを3つまとめました。

防寒対策と無理のない計画と

深夜出発で高速道路を走行中、東北に入って早朝の気温は0度前後。重ね着してダウンジャケットを着ていたものの、寒さでガクガク震えてしまう状況。PA(パーキングエリア)を見つける度に立ち寄って缶コーヒーや麺類など温かい飲食をとるのが常でした。後から振り返ると風邪ひいて熱でも出したら、このコロナ禍のタイミング、検温チェックで感染容疑者になる可能性濃厚。ツーリング自体が台無しになった可能性もあったと思います。

加えて、PAで冷えた体を暖めるために費やす時間は、直接スケジュールを押してしまう...時間に余裕があって、観光地に寄って美味しい蕎麦でも食べようと思っていたのが、結局はストイック気味に走って夕暮れ時にキャンプ場にチェックインする結果に。

装備や体調を整えないと、スケジュールに響き楽しむ時間が削られることを痛感識。急な悪天候などの不測の事態にもしっかり備えたい。

ガス欠リスクから高速を下りて給油のため一般道に

ガソリンほぼ満タンは出発前に確認済。車社会の東北地方、ガソリンスタンドはいくらでもあるだろうと思っていたのですが...福島を過ぎたあたりの高速走行中、ガス補給ランプが点灯。こういうときに限ってPAが無い区間で、最終的に高速を下りました。

北海道ツーリングだったら...とか頭をよぎりますね。ロングツーリングの時だけでもガソリン携行やオイル携行も検討したいと考えています。

ツールキット(車載工具)は取り出しやすい場所に

高速走行に慣れたころ、振動でネジが緩んだのか風でサイドミラーのグルっと回りはじめ、急遽最寄りのPAに立ち寄ります。簡単に直せるだろうと思ったものの、気が付けばツールキット(車載工具)はシートの下。リアキャリアに山積みされたキャンプ道具を一度全て下ろさないと取り出せないという状況に気づき、苦笑い...。

簡単なことのようで、出発前にバイクのツールキット(工具類)は取り出しやすい場所へ。そして、高速走行に入る前、あるいは入って最初のパーキングでは積み荷を含めて簡単な点検はしたいですね。